理学療法士のたまり場

理学療法士が日々の疑問や学んだ事を放出してるブログです

糖尿病での運動


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運動の種類
有酸素運動はインスリン感受性を高める
レジスタンス運動は、筋肉量、筋力の維持・増加の効果があり
血糖コントロールには両者を合わせて行う事が理想的である

 

運動の強度と時間
最大酸素摂取量50%前後の中等度の運動を行う事が勧められる
不整脈がある場合は、Brog Scaleを指標として「楽である」や「ややきつい」といった体感を目安にする
歩行運動は一回15~30分 一日2回を週に3回以上継続して行う事がすすめられる。
運動以外の日常生活での活動度も血糖コントロールに重要
 
運動を行う場合の注意点
メディカルチェックを行い、運動が問題ないか、どの程度の運動が可能かを判断しておくことが必要
新鮮な眼底出血がある場合には運動を控える。
腎不全の状態では、運動制限が必要とされていたが、仁リハビリテーションにより腎機能が改善するとの報告が相次いでいる
平成28年度の診療報酬改定ではeGFRが30未満の糖尿病性腎症例に対する運動指導を含む患者指導加算が設定された
発熱など体調が良くない時や糖尿病のコントロールが極端に悪い場合などには、運動によって血糖が上昇することもあるため注意が必要である
インスリンやインスリン分泌促進薬で治療している場合には低血糖に注意が必要