理学療法士のたまり場

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糖尿病の注射療法

糖尿病の注射療法
 
注射薬
インスリン
GLP-1(グルカゴン様ペプチド)受容体作用薬
 
インスリン依存状態やインスリン非依存状態でも経口薬で良好にコントロールが得れない場合使用
 
インスリン依存状態とは
インスリンが絶対的に欠乏しており、空腹時血中CPR(Cペプチド)0.6ng/ml未満や尿中CPR20μg/日以下が目安となる
 
CPR指数はCPR/FBG(空腹時血糖値)×100として計算される
 
CPR指数が1.8以下でインスリン治療が必要になる症例が多い
 
CPR1.8以上でも肥満例ではインスリン治療が必要な症例が多くなる
 
食後CPRが2型糖尿病におけるインスリン治療の必要性を予測するとの報告もある。
 
インスリン製剤
ヒトインスリン製剤
インスリンアナログ製剤←インスリンアレルギーが起こる場合がある
 
剤型
プレフィルド/キット製剤→製剤・注射器一体型の使い捨て注射器
カートリッジ製剤
バイアル製剤
 
インスリン治療は一日一回注射、一日2回注射、頻回注射、持続インスリン注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)、さらに経口薬との併用など、症例の状態により洗濯される
 
インスリン頻回注射とCSIIは強化インスリン療法であり、血糖自己測定によってその効果と安全性が確保される。
 
BOT(basal supported oral therapy)は経口血糖降下薬に中間型インスリンアナログ製剤や特攻型溶解インスリンアナログ製剤を追加する方法
 
皮下に穿刺したセンサーによって、糖濃度を連続して測定するCGM(continuous glucose monitoring)とCSIIと組み合わせたものがSAP(sensor augmented pump)である
 
GLP-1は食事摂取によって、腸管から分泌され、インスリン分泌を増強させるインクレチンの一種である
 
GLP-1受容体作動薬には短時間作用型と長時間作用型がある